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Electron 18.0.0

· 読むのにかかる時間 1 分

Electron 18.0.0 がリリースされました! これには Chromium 100、V8 10.0、Node.js 16.13.2 へのアップグレードが含まれています。 詳しくは以下をご覧ください!


Electron チームは、Electron 18.0.0 のリリース発表にワクワクしています! npm install electron@latest から npm でインストールするか、リリースウェブサイト からダウンロードできます。 このリリースの詳細については下に続きます。是非ご意見をお聞かせください!

注目すべき変更

Electron リリースケイデンスの変更

Electron 15 にて、Electron は 8 週間ごとに新規メジャー安定版をリリースするようになります。 詳細はこちら でご覧いただけます。

また、Electron は 2022 年 5 月まで、サポートするバージョンを最新の 3 つのバージョンから最新の 4 つのバージョンに変更しています。 Electron のバージョン管理の詳細については バージョン管理のドキュメントを参照してください。 2022 年 5 月以降は、最新の 3 つのバージョンのサポートに戻ります。

累積的変更

注目の機能

  • コードキャッシュのディレクトリを設定する ses.setCodeCachePath() API を追加しました。 #33286
  • 古い BrowserWindowProxy ベースの window.open の実装を削除しました。 さらに webPreferences から nativeWindowOpen オプションを削除しました。 #29405
  • WebContents に 'focus' と 'blur' のイベントを追加しました。 #25873
  • macOS 上に右記の代替メニューロールを追加しました: showSubstitutionstoggleSmartQuotestoggleSmartDashestoggleTextReplacement#32024
  • app.requestSingleInstanceLock() フローに first-instance-ack イベントが追加されました。これによりユーザーが最初のインスタンスから 2 番目のインスタンスへデータをシームレスに転送できます。 #31460
  • より多くの色形式サポートを setBackgroundColor に追加しました。 #33364

新機能と変更の完全なリストは、18.0.0 リリースノート を参照してください。

破壊的な API の変更

以下は、Electron 18 での破壊的変更点です。 これらの変更と将来の変更の詳細については、予定されている破壊的変更 のページを参照してください。

削除: nativeWindowOpen

Electron 15 より前の window.open は既定で BrowserWindowProxy を使用していました。 このため、window.open('about:blank') では同期的にスクリプトで操作可能な子ウィンドウを開くことができないなどといった、非互換性がありました。 Electron 15 から、nativeWindowOpen が既定で有効になりました。

詳細については、Electron の windows.open のドキュメント をご参照ください。 #29405 で削除されました

14.x.y サポート終了

Electron 14.x.y はプロジェクトの サポートポリシー に則りサポート終了となりました。 開発者とアプリケーションは新しいバージョンの Electron にアップグレードすることを推奨します。

Electron 15 にて、2022 年 5 月の Electron 19 までの間だけ、サポートするバージョンを最新の 3 つのバージョンから最新の 4 つのバージョンに変更しています。 Electron 19 以降は、最新の 3 つのバージョンのサポートに戻ります。 このバージョンサポートの変更は、新しいケイデンス変更の一環です。 完全な詳細についてはこちらのブログ記事 をご参照ください。

E15 (Sep'21)E16 (Nov'21)E17 (Feb'22)E18 (Mar'22)E19 (May'22)
15.x.y16.x.y17.x.y18.x.y19.x.y
14.x.y15.x.y16.x.y17.x.y18.x.y
13.x.y14.x.y15.x.y16.x.y17.x.y
12.x.y13.x.y14.x.y15.x.y--

次回予告

短期的には、Chromium、Node、V8 といった Electron を構成する主要コンポーネントの開発に遅れないでチームが注力し続けるでしょう。 リリース日について約束しないように注意していますが、予定では 2 か月ごとに新しいメジャーバージョンの Electron を、各コンポーネントの新しいバージョンに対してリリースします。

Electron の公開タイムラインはこちら になります。

将来の変更の詳細については、予定されている破壊的変更 のページをご参照ください。