今週のプロジェクト: Beaker ブラウザ
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今週は、Beaker ブラウ ザ の作者 Paul Frazee に突撃しました。 Beaker は実験的な P2P ウェブブラウザで、Dat プロトコルでユーザーのデバイスからサイトをホストします。
Beaker とは何ですか? なぜ作ったのですか?
Beaker は参加型ブラウザです。 個人ハッカー向けのブラウザなのです。
ウェブはオープンソースではありません。 ソーシャルメディアの機能に影響を与えたい場合、Facebook や Twitter に働きかける必要があります。 検索なら、Google です。 この制御は、ユーザー自身ではなく企業が握ってます。
Beaker には、新しいウェブプロトコル Decentralized Archive Transport があります。 "Dat"。 それはオンデマンドかつ無料でサイトを作成し、デバイスから共有します。 サーバーは要りません。 これは革命です。
Beaker で Dat サイトを訪れると、そのファイルをダウンロードします。 これで、このサイトは永遠にあなたのものです。 保存したり、フォークしたり、変更したり、新しいバージョンを無料で共有したりできます。 全てがオープンソースです。
これこそが、私たちがオープンソースウェブサイト向けブラウザを作っているということです。 これをソーシャルハッキングのツールキットにしたいのです。
どんな人が Beaker を使うべきですか?
ハッカー。 モッダー。 創り手。 弄り回すのが好きな人。
Dat を使った新規プロジェクトの作り方は?
git + npm のような bkr というコマンドラインツール があります。 これで以下のようにしてサイトを作ります。
$ cd ~/my-site
$ bkr init
$ echo "Hello, world!" > index.html
$ bkr publish
そして、サイトのフォークはこのようにします。
$ bkr fork dat://0ff7d4c7644d0aa19914247dc5dbf502d6a02ea89a5145e7b178d57db00504cd/ ~/my-fork
$ cd ~/my-fork
$ echo "My fork has no regard for the previous index.html!" > index.html
$ bkr publish